こんにちは、おーしん菜園のおーしんです。
2026年9月6日、自宅の3坪菜園で育てる極早生タマネギ「甘あま玉葱」の種をまきました。今回は128穴のセルトレイを2枚使っています。
タマネギはホームセンターなどで苗を買って植えることもできますが、私は種から苗を作るところから育てています。小さな種から細い苗が出て、冬を越し、翌年には丸いタマネギへ育っていく。その変化を最初から見られるのも家庭菜園の面白さかなと思っています。
ただ、タマネギの種まきは「9月になったから、とりあえずまけばいい」というものでもありません。品種や地域に合った時期を外すと、大苗になりすぎたり、反対に小さな苗のまま冬を迎えたりすることがあります。
2026年のおーしん菜園では、9月上旬に極早生、9月下旬に中晩生を種まきする予定です。そのため今回は、極早生だとひと目で分かるように白い128穴セルトレイを使用しました。
さらに、今回の種まきでは発芽までの管理方法も決めています。発芽が揃うまでは朝と夕方の2回水やりをし、1日中直射日光の当たらない場所で管理。発芽が揃ったところで日の当たる場所へ移動します。
この記事では、この2026年9月6日の実際の作業をもとに、玉ねぎの種まき時期、128穴セルトレイへのまき方、覆土、水やり、発芽までの置き場所、発芽後の育苗まで紹介します。
- 玉ねぎを種まきする時期と品種による違い
- 128穴セルトレイを使った実際の種まき方法
- 発芽までの朝夕の水やりと置き場所
- 発芽後に日の当たる場所へ移すタイミング

玉ねぎ栽培の種まき時期と方法
玉ねぎを種から育てるとき、最初に気を付けたいのが種まきの時期です。種を土へ入れる作業自体はそれほど複雑ではありませんが、いつまくかによって冬を迎えるときの苗の大きさが変わります。
本州の一般的な秋まき栽培では9月ごろに種をまき、秋に苗を育ててから畑へ定植します。その後は苗の状態で冬を越し、春になって日が長くなるにつれて球が肥大していきます。
だからこそ、スタートとなる種まきのタイミングは意外と大事なんですよ。
種まき時期は品種で変わる
タマネギには極早生、早生、中生、中晩生、晩生などがあり、すべてを同じ日に種まきするわけではありません。
私は2026年9月6日に極早生の甘あま玉葱を種まきしました。一方、中晩生は9月下旬に種をまく予定です。
| 品種 | 種まきの考え方 | 2026年のおーしん菜園 |
|---|---|---|
| 極早生 | 中晩生より早い時期に種まき | 9月6日に種まき |
| 中晩生 | 極早生より遅らせて種まき | 9月下旬に種まき予定 |
ただし、この日付をそのまま全国共通の種まき日として考えないでください。暖地、中間地、寒冷地では気温の下がり方が違いますし、品種によっても作型が変わります。
実際に種をまくときは、購入した種袋に記載されている地域別の作型表を優先するのが分かりやすいです。
おーしん菜園で9月に種まきしている野菜全体については、家庭菜園で9月に植える野菜|秋冬向けの種まきと苗選びを解説でも紹介しています。

早まきと遅まきに注意する
タマネギは、早く種をまけばその分だけ大きな玉になる野菜ではありません。
適期より早く種をまいて苗が大きく育ちすぎると、その苗が冬の低温に反応し、翌春にトウ立ちや分球を起こしやすくなります。
反対に種まきが遅すぎると、十分な大きさへ育つ前に冬を迎え、小苗のまま生育が止まりやすくなります。すると翌春の生育や球の肥大へ影響する場合があります。
タマネギの種まきは早すぎても遅すぎても困ります。「早く大きな苗を作ろう」と考えるより、品種と地域に合った適期に種をまくことを優先してください。
タキイ種苗の栽培情報でも、適期より早い播種は大苗となって抽苔や分球を起こしやすく、反対に遅まきでは小苗となり、越冬率や球の肥大へ影響することが案内されています。
(出典:タキイ種苗「タマネギ栽培マニュアル」)
私の菜園でも、種まき日と品種が分からなくならないようにしています。今回は極早生と中晩生を別々の時期にまくため、ラベルだけでなくトレイの色そのものを変えることにしました。
極早生は白いトレイ。中晩生は別の色。このようにしておけば、少し離れたところから見てもどちらなのか判断できます。
128穴セルトレイを準備する
今回使ったのは128穴セルトレイを2枚です。
128穴なので、2枚合わせると256個のセルがあります。それぞれの小さなセルで苗を育てていきます。
セルトレイは苗を1本ずつ管理しやすく、畑へ定植するときにも扱いやすいのが気に入っています。その一方で、一つのセルに入っている培養土は少ないため、畑の苗床と比べると乾燥しやすい点には注意が必要です。
今回用意したもの
- 極早生タマネギの甘あま玉葱
- 白い128穴セルトレイ2枚
- 種まき用の培養土
- じょうろ
- 種まき穴を作るための道具
セルへ培養土を入れたら、土が大きく沈み込まない程度になじませます。ただし、ぎゅうぎゅうに押し固める必要はありません。
根が伸びるためには土の中に水分だけでなく空気も必要なので、適度な状態にしておきます。
1セルずつタマネギをまく
2026年9月6日は、準備した白い128穴セルトレイ2枚へ甘あま玉葱をまきました。
タマネギの種は黒くて小さいので、培養土の表面へ落とすとかなり見つけにくくなります。そこで、あらかじめ各セルへ浅い穴を作り、そこへ種を入れていきました。

128穴を順番にまいていると、途中で「ここはもう種を入れたかな?」となりがちです。
なので私は、端のセルから順番に進めます。種を入れたところと、まだ入れていないところが混ざらないようにするためです。
おーしんのワンポイントアドバイス
タマネギの種は小さいので、128穴を一気にまくと途中で分からなくなりやすいです。私は端から順番に種を入れています。ちょっとしたことですが、発芽したあとに空いているセルを確認するときにも分かりやすいですよ。
種から育てると手間はかかりますが、極早生、中生、中晩生など、自分が育てたい品種を選びやすいところは大きな魅力です。
苗を買う方が手軽なのは間違いありません。でも、発芽から育てる過程も楽しみたいなら、種まきから始めるのも面白いと思います。
覆土してやさしく水を与える
種を入れたら、その上から培養土をかぶせます。
タマネギの種は深く埋めればいいわけではありません。タキイ種苗では覆土5~6mm程度が目安として案内されています。
厚く土をかぶせすぎると、小さな芽が地表へ出るまでに余計な力が必要になります。そのため私は、種がしっかり隠れる程度を意識して覆土しています。

覆土を終えたら水やりです。
ここで勢いよく水をかけてしまうと、培養土が削れたり、せっかくまいた種が動いたりすることがあります。じょうろのハス口などを使い、表面を荒らさないようにやさしく与えます。

発芽までは朝夕に水やりする
今回のおーしん菜園では、発芽が揃うまでは朝と夕方の1日2回水やりをします。
これは2026年9月6日にまいた甘あま玉葱で私が実際に行っている管理方法です。
タマネギの種が発芽するまでの期間は、培養土を完全に乾燥させないようにしたいところ。特に128穴セルトレイは一つひとつのセルに入っている土が少なく、気温が高い時期は乾燥が早くなります。
そこで朝に一度水を与え、夕方にも状態を確認して水やりしています。
- 朝に水やりをする
- 夕方にも水やりをする
- じょうろの水圧で種や覆土を動かさない
- 発芽が揃うまで乾燥させないように管理する
ただし、「朝夕2回」という回数だけを見て、すでに水が十分残っているのに大量の水を追加するという意味ではありません。雨や気温によって乾き方は変わるので、実際の培養土の状態も見ながら管理しています。
私の場合は朝夕に確認することで、セルトレイがカラカラになる状態を避けやすくしています。
発芽までは日陰で管理する
今回、もう一つ意識しているのが置き場所です。
種をまいてから発芽が揃うまでは、1日中直射日光の当たらない場所へセルトレイを置いています。
9月上旬は暦では秋でも、晴れた日はまだかなり暑くなることがあります。特にセルトレイに少量の培養土を入れている状態では、直射日光によって土が乾くスピードも速くなります。
そのため今回は、発芽する前から日なたへ置くのではなく、直射日光を避けられる場所で管理しています。
おーしんのワンポイントアドバイス
今回の極早生タマネギは「発芽までは朝夕に水やり」「発芽までは1日中日の当たらない場所」という方法で管理しています。種まきした直後から日の当たる場所へ出しているわけではありません。
ここは発芽後の管理と大きく違うところです。
発芽前は直射日光を避けますが、芽が出た後もずっと暗い場所で育てるわけではありません。発芽が揃ったら管理方法を切り替えます。
玉ねぎ栽培の種まき後の育苗管理
種まきを終えたら、発芽を待って苗を育てていきます。
今回のおーしん菜園では、発芽するまでと発芽が揃った後で置き場所を変えるのがポイントです。
発芽までは朝夕に水を与えながら日陰で管理し、発芽が揃ったところで日の当たる場所へ移動します。
発芽適温は15~20℃前後
タキイ種苗によると、タマネギの発芽適温は15~20℃で、発芽最適温度は20℃前後。適温であれば7日程度で発芽するとされています。
サカタのタネでも、発芽地温は20℃前後、生育適温は15~20℃と案内されています。
つまり、タマネギは「暑ければ暑いほど早く発芽する」という野菜ではありません。
9月上旬は残暑が厳しいこともあるため、私は直射日光を避けた場所にセルトレイを置き、朝夕の水やりを続けながら発芽を待ちます。
発芽までの日数は温度、水分、覆土、種の状態などによって変わります。7日という数字はあくまで適温での目安なので、数日で芽が出ないからといってすぐに掘り返す必要はありません。
(出典:タキイ種苗「タマネギ栽培マニュアル」)
発芽が揃ったら日なたへ移す
発芽が確認できたら、ずっと日陰に置き続けるわけではありません。
私の場合は、ある程度発芽が揃ったところでセルトレイを日の当たる場所へ移動します。
ここが今回の育苗で大きく管理を切り替えるタイミングです。
| 状態 | 置き場所 | 水やり |
|---|---|---|
| 種まき直後~発芽前 | 1日中直射日光の当たらない場所 | 朝と夕方 |
| 発芽が始まった頃 | 発芽の揃い具合を確認 | 培養土の状態も見ながら管理 |
| 発芽が揃った後 | 日の当たる場所へ移動 | 乾き具合を見ながら調整 |
発芽前は種と培養土を乾燥させないことを優先していましたが、発芽後は苗を育てる段階に入ります。
芽が出た後も長い間日光が不足すると、苗が光を求めて細長く伸びる原因になります。そのため、発芽が揃った段階で日の当たる環境へ移します。
ただし、発芽した直後の苗はまだ小さいので、移動後もセルトレイの乾き方はこまめに確認します。
おーしんのワンポイントアドバイス
私が今回分けて考えているのは「発芽させる管理」と「苗を育てる管理」です。発芽までは日陰で朝夕に水やり。芽が揃ったら日の当たる場所へ移す。この切り替えを分かりやすくしておくと管理しやすいですよ。
発芽後は水やりも調整する
発芽するまでは朝夕に水やりをしていますが、発芽後も同じ感覚で水を与え続けるとは限りません。
芽が出た後は根も伸び始めます。乾燥させないことは大切ですが、常に培養土が水浸しの状態では根の周囲に空気が入りにくくなります。
なので、発芽後は天候や培養土の乾き具合を見ながら水やりを調整していきます。
特にセルトレイは土の量が少ないため、晴れて風のある日は乾きやすく、曇って気温が低い日は乾きにくいことがあります。
「毎日必ず同じ量」ではなく、苗と土を見て判断することが大事かなと思います。
苗を太く育てて定植へつなぐ
発芽したばかりのタマネギは、最初はかなり細い葉です。
そこから秋の定植まで苗を育てますが、草丈だけをどんどん伸ばすことが目的ではありません。
日照不足が続けば細長い苗になりやすく、逆に肥料を多く与えて必要以上に大苗へ育てても、トウ立ちや分球の原因になる場合があります。
発芽が揃ったら日の当たる場所へ移し、葉色、草丈、株元、根の状態などを見ながら育苗を続けます。
タキイ種苗では、定植する苗の一つの目安として本葉3~4枚、草丈20~25cm、葉鞘径5~6mm程度の良苗が紹介されています。
ただし、品種や栽培方法によって違いがあるため、数値だけで機械的に判断するのではなく、自分が育てている品種の栽培情報も確認してください。
玉ねぎ苗がひょろひょろになったり、思うように太らなかったりするときは、玉ねぎの苗を太くする方法とは?元気な苗の育て方完全ガイドも参考にしてください。
大苗にしすぎないことも大切
玉ねぎの苗を見ると、太く大きな苗ほど立派に見えます。
でも、秋まきタマネギでは大苗なら何でも良いわけではありません。
苗が必要以上に大きくなった状態で低温に当たると、翌春に花芽ができ、トウ立ちにつながる可能性があります。また、早まきや大苗は分球もしやすくなります。
そのため、私も「とにかく大きく育てよう」というより、適期に種をまき、定植まで無理なく育てることを意識しています。
実際に私の菜園でも、これまでタマネギではトウ立ちや分球、ベと病、思ったほど玉が太らないといった経験があります。
それでも、見た目が完璧でなくても食べられるタマネギまで育つことは多いです。
実際に起きたトラブルについては、玉ねぎ栽培の失敗原因は?トウ立ち・分球・小玉の対策を解説で詳しくまとめています。
種まきから収穫までの流れ
秋まきタマネギは、種をまいてから収穫までかなり長い期間を育てる野菜です。
9月にまいた小さな種を秋に苗へ育て、畑へ定植。冬を越して春になると再び生育が進み、やがて株元が膨らんでタマネギらしい形になってきます。
| 段階 | おもな管理 |
|---|---|
| 種まき | 品種と地域に合う時期にまく |
| 発芽まで | 日陰へ置き、朝夕に水やりする |
| 発芽が揃った後 | 日の当たる場所へ移動する |
| 育苗 | 日照、水分、苗の生育を確認する |
| 定植 | 適度な大きさになった苗を畑へ植える |
| 越冬 | 苗の状態や肥料切れなどを確認する |
| 春の生育 | 葉が伸びて球が肥大する |
| 収穫 | 葉の倒伏と天候を見て掘り上げる |
種まきしたときは数ミリほどしかない小さな種ですが、翌春には株元が少しずつ膨らみます。

そして収穫が近づくと、球が大きくなり、葉が自然に倒れ始めます。

中生タマネギの収穫時期を見極める方法については、玉ねぎの中生の収穫時期はいつ?倒伏後のタイミングと保存のコツでも紹介しています。
種まきから始めると、発芽、育苗、定植、越冬、球の肥大、収穫という一連の変化を全部見ることができます。
時間はかかります。でも、その分だけ収穫したときのうれしさも大きいんですよ。
なお、栽培時期や温度、苗の大きさなどの数値は一般的な目安です。地域、品種、育苗環境、天候によって変わるため、正確な情報は種袋や種苗メーカーの公式情報をご確認ください。生育不良などの原因が分からない場合は、地域のJAや農業改良普及機関などへ相談してください。
玉ねぎの種まきに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 玉ねぎの種まきは何月にすればいいですか?
本州の一般的な秋まき栽培では9月ごろが中心ですが、極早生、早生、中生、中晩生、晩生などの品種と地域によって適期は変わります。おーしん菜園では2026年9月6日に極早生の甘あま玉葱をまき、中晩生は9月下旬にまく予定です。実際には種袋の地域別作型表を優先してください。
Q2. 玉ねぎは種まき後どこに置いていますか?
今回のおーしん菜園では、発芽が揃うまでは1日中直射日光の当たらない場所へ置いています。発芽が揃ったら、今度は日の当たる場所へセルトレイを移動して苗を育てます。
Q3. 発芽するまで水やりは何回していますか?
今回は発芽が揃うまで朝と夕方の1日2回水やりをしています。128穴セルトレイは土の量が少なく乾燥しやすいためです。ただし、天候によって乾き方は違うので、培養土の状態も見ながら水を与えています。
Q4. 玉ねぎは種まきから何日くらいで発芽しますか?
発芽適温は15~20℃で、適温なら7日程度が一つの目安です。ただし、温度、水分、覆土、種の状態などによって前後します。数日で芽が出ないからとすぐに掘り返さず、乾燥させないよう管理しながら様子を見ます。
Q5. 玉ねぎは早く種をまくほど大きく育ちますか?
早ければいいわけではありません。早まきによって冬までに苗が大きくなりすぎると、翌春のトウ立ちや分球につながる場合があります。反対に遅すぎても小苗になりやすいため、育てる品種に合った播種適期を守ることが大切です。
玉ねぎ栽培の種まきまとめ
玉ねぎ栽培を種まきから始めるなら、まず大切なのは品種と地域に合った時期に種をまくことです。
2026年のおーしん菜園では、9月6日に極早生の甘あま玉葱を白い128穴セルトレイ2枚へ種まきしました。9月下旬には中晩生の種まきを予定しているため、トレイの色も変えて見分けやすくしています。
そして、今回の発芽までの管理はかなりシンプルです。
- 発芽が揃うまでは朝と夕方に水やりする
- 発芽が揃うまでは1日中日の当たらない場所へ置く
- 発芽が揃ったら日の当たる場所へ移動する
- 発芽後は苗と培養土の状態を見ながら水やりを調整する
つまり、発芽する前と、発芽が揃った後で管理方法を切り替えるということです。
発芽前は種を乾燥させないことを意識し、直射日光の当たらない場所で朝夕に水やり。芽が揃ったら、今度は苗を育てるために日の当たる場所へ移します。
タマネギは9月に種をまいても、収穫は翌年です。かなり気の長い栽培になります。
それでも、自分でまいた小さな種が芽を出し、細い苗になり、冬を越え、春になって株元が膨らんでいく様子を見られるのは種から育てるからこその楽しさです。
今回まいた極早生の甘あま玉葱も、まずは発芽がきれいに揃うかどうか。朝夕に水をやりながら日陰で様子を見て、芽が揃ったら日の当たる場所へ移して育てていきます。

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