カルスNC-Rのデメリット7つ|失敗しない使い方と注意点

当ページのリンクには広告が含まれています。
様々なカルスNC-Rの類似品と現状の課題

こんにちは、おーしん菜園のおーしんです。

私は自宅の3坪ほどの家庭菜園で、収穫後に残った野菜の茎や葉、枯れた雑草などを土へ戻すときにカルスNC-Rを使っています。

実際に使っていると、カルスNC-Rはかなり便利な資材です。ただ、「撒くだけで勝手に良い土になる」というものではありません。必要な材料や待機期間があり、組み合わせを間違えるとカルスNC-Rの良さを活かしにくいという面があります。

特に私が大事だと感じているのが、通常版のカルスNC-Rを使うときの米ぬか、未分解の有機物、水分です。さらに、もみ殻を使う場合は硫安まで含めて考えています。

逆に言えば、このあたりを最初から分かっていれば、カルスNC-Rのデメリットはそれほど怖いものではありません。この記事では、私が家庭菜園で使うときに気をつけていることも交えながら、失敗しやすいポイントを分かりやすく紹介します。

記事のポイント
  • カルスNC-Rで感じやすい7つのデメリット
  • 米ぬかともみ殻を使うときの違い
  • 硫安が必要になるケースと待機期間
  • カルスNC-Rで失敗を減らす使い方
目次

カルスNC-Rのデメリット7つ

カルスNC-Rそのものに大きな欠点があるというより、使うためにいくつか条件があることがデメリットになりやすいと私は感じています。

まず全体像をまとめると、次の7つです。

デメリット 気をつけること
カルスNC-Rだけでは完結しない 未分解の有機物と組み合わせる
米ぬかを準備する手間がある 通常版では米ぬかも用意する
もみ殻には窒素補給が必要 硫安などを含めて考える
植え付けまで期間が必要 季節や有機物に応じて待つ
粉状は風で舞いやすい 無風時に散布し保護具を使う
開封後の使用期限がある 密封して冷暗所で保管する
ほかの資材代もかかる 本体価格だけで考えない

カルスだけでは完結しない

最初に知っておきたいのが、カルスNC-Rだけを畑へ撒けば土づくりが終わるわけではないという点です。

カルスNC-Rは、雑草、野菜の残渣、落ち葉、もみ殻などの未分解有機物を土の中で分解していく使い方が基本になります。そのため、カルスNC-Rだけを買ってきて何もない土へ撒く、という使い方ではありません。

私の菜園では、夏野菜が終わったら茎や葉を細かくして畝に戻します。枯れた雑草も状態を見ながら利用しています。そこへカルスNC-Rと米ぬかを入れて土と混ぜる、という流れです。

カルスNC-Rは肥料そのものではありません。作物残渣などを処理しながら土づくりを進めたい人に向いている資材だと考えると、使い方が分かりやすくなります。

逆に、未分解有機物をまったく使いたくない人や、「袋を開けて撒くだけ」という手軽さを求める人にとっては、このひと手間がデメリットに感じるかもしれません。

私は収穫後の残渣を捨てずに土へ戻したいので、この仕組みがむしろカルスNC-Rを使う理由になっています。

通常版では米ぬかも必要

次に気をつけたいのが米ぬかです。

私がおーしん菜園で通常版カルスNC-Rを使うときは、米ぬかを必須の資材として扱っています。

カルスNC-Rだけを準備して、「あとは家にある土へ混ぜればいいだろう」と考えていると、作業当日に米ぬかがないことに気づくかもしれません。これも、初めて使うと少し面倒に感じるところですね。

家庭菜園向けの使用例では、1㎡当たりカルスNC-R30gに対して米ぬか300gという組み合わせがあります。ただし、有機物の量や土の状態などによって条件は変わりますので、毎回数字だけを機械的に当てはめるのではなく、メーカーの使用方法も確認してください。

米ぬかの扱いについてもっと詳しく知りたい方は、米ぬかを家庭菜園で使うときの注意点も参考にしてください。

◆おーしんのワンポイントアドバイス

カルスNC-Rを使う日になってから米ぬかを探すと意外と困ります。私は土づくりをする前に、カルスNC-R、米ぬか、残渣の3つがそろっているか確認するようにしています。

もみ殻には硫安も必要

カルスNC-Rというと、カルスNC-R、米ぬか、もみ殻をセットで紹介している例をよく見かけます。

ただ、もみ殻は必須ではありません。

私はむしろ、初めて使う方なら枯れた雑草や収穫後の野菜の残渣など、菜園から出た有機物を利用する方が分かりやすいと思っています。

理由は、もみ殻を使う場合には窒素分まで考えなければならないためです。

生のもみ殻は炭素分が多い有機物なので、分解するときに微生物が窒素を必要とします。メーカーの一般的な目安では、生もみ殻1kgに対して硫安40gに相当する窒素補給が案内されています。

ここを忘れると、微生物による分解に窒素が使われ、作物側の窒素が不足する可能性があります。

カルスNC-Rを使えば、もみ殻だけを大量に入れても大丈夫というわけではありません。もみ殻を使うなら、カルスNC-R、米ぬか、もみ殻、必要な窒素分までセットで考えるのが大切です。

なお、残肥が多い畑などでは条件が変わるため、硫安を一律に増やせばよいわけでもありません。数値は一般的な目安として考えてください。

もみ殻そのものの使い方については、もみ殻を畑で使うときのデメリットと土壌改良方法でも詳しく解説しています。

私の場合、家庭菜園から出る枯れ草や野菜残渣が十分にあるなら、それを利用することが多いです。わざわざもみ殻を調達して、さらに硫安まで用意する必要がないからです。

すぐ植え付けできない

カルスNC-Rを使ったあと、すぐ苗を植えたり種をまいたりできると思っている方は、ここも注意してください。

カルスNC-Rと未分解有機物をすき込むと、土の中では微生物による分解が始まります。そのため、基本的には一定の期間を取ってから次の作物へ進みます。

メーカーは通常、有機物をすき込んでから2~3週間、夏場なら最短1週間程度を作付けまでの目安として案内しています。また、直播きの場合は約3週間あけるという注意があります。

季節、有機物の種類、量などによって変わるので、「カルスを入れたから1週間で必ず大丈夫」という考え方はしない方が安心です。

私も家庭菜園では、次に植える野菜の日程から逆算してカルスNC-Rを使うようにしています。

春夏野菜の切り替え時期など、植え付け日が決まっている場合は、苗を買ってから土づくりを始めるのではなく、植え付け日から逆算してカルスNC-Rを使うと予定を組みやすくなります。

メーカーが案内する使用方法や待機期間は、リサール酵産株式会社「カルスNC-R使用方法」でも確認できます。

粉状タイプは風で舞いやすい

家庭菜園では1kgの粉状カルスNC-Rを使う方も多いと思います。私も少ない面積なら粉状タイプは使いやすいと思っていますが、欠点もあります。

粉が細かいため、風がある日に撒くと舞いやすいことです。

狙った場所へ撒きにくくなるだけではなく、服や手が汚れやすくなります。メーカーも粉状タイプについて、粒状タイプと比較して風で舞いやすく、手や衣服が汚れやすいことを案内しています。

そのため、できれば風が弱い日に作業し、撒いたら長時間そのままにせず、土へすき込んで水を与える方が作業しやすいでしょう。

粉体を扱う作業なので、メーカーの注意事項に従ってマスクや保護眼鏡を使うことも大切です。目に入った場合はこすらずに流水で十分に洗い、症状が続く場合は医師へ相談してください。

広い畑では風で舞いにくい粒状タイプが便利ですが、粒状は粉状より作用の立ち上がりがやや遅く、散布が偏る場合があるとメーカーは説明しています。面積と作業性で選ぶとよいでしょう。

開封すると保存期限がある

カルスNC-Rは一度買えば何年でも同じように使える資材ではありません。

メーカー案内では、未開封の場合は製造月から2年以内、開封後はできるだけ約6か月以内に使い切ることが目安とされています。

開封後は袋の口をしっかり閉じ、高温多湿や直射日光を避けて冷暗所で保管します。

3坪ほどの私の菜園なら定期的に土づくりへ使うので減っていきますが、プランター1~2個だけで栽培している場合は、1kgを買ってもなかなか減らないことがあります。

安いからと大容量を買っても、使い切れなければ意味がありません。

◆おーしんのワンポイントアドバイス

家庭菜園では「1kg当たりの単価」より、「自分の畑で期限内に使い切れる量か」で選んだ方がいいですよ。広さに合わない大袋は、安く買えても結局余りやすいです。

本体以外にも費用がかかる

カルスNC-Rの価格だけを見て土づくりの費用を考えると、実際に使うときに思っていたより材料が増えることがあります。

通常版ならカルスNC-Rに加えて米ぬかを用意します。もみ殻を使うなら、もみ殻と窒素分も必要です。さらに作物を育てるための元肥は、カルスNC-Rとは別に考えるのが基本です。

つまり、カルスNC-Rを買えば肥料も土壌改良材も全部いらなくなる、という資材ではありません。

一方で、私のように野菜残渣や枯れた雑草を利用できる環境なら、有機物をわざわざ購入しなくても済みます。米ぬかも入手できる場所があれば、それほど大きな負担にはなりません。

カルスNC-Rの現在の価格や購入場所を確認したい方は、カルスNC-Rの取扱店と購入方法も参考にしてください。

本体価格だけではなく、自分が何を有機物として利用できるかまで考えると、本当のコストが見えてきます。

カルスNC-Rのデメリットを防ぐ方法

ここまで見ると面倒な資材に感じるかもしれませんが、私はカルスNC-Rを使うのをやめようとは思っていません。

なぜなら、3坪という限られた家庭菜園では、収穫後の残渣をその場で土へ戻せるメリットが大きいからです。大切なのは、カルスNC-Rの特徴を理解して、材料を適当に組み合わせないことです。

材料の組み合わせを決める

私が失敗を減らすために一番意識しているのは、最初に「何を分解させるのか」を決めることです。

カルスNC-Rを使うからといって、毎回もみ殻を用意する必要はありません。

おーしん菜園では、もみ殻よりも枯れた雑草や野菜残渣を利用する方がシンプルで失敗が少ないと感じています。

例えば、トマトやナスの栽培が終わったら、病害の状態などを確認しながら茎や葉を細かくします。それを畝へ戻し、通常版カルスNC-Rと米ぬかを加えて土へ混ぜます。

もみ殻を使わないのであれば、「もみ殻を何kg入れたから硫安はいくら必要か」といった計算も減ります。

私の基本的な考え方

通常版カルスNC-R+米ぬか+枯れた雑草や野菜残渣を基本にして、もみ殻を使うときだけ窒素補給まで含めて考えます。

カルスNC-Rを使った土づくり全体の流れや面積別の考え方については、一坪の家庭菜園で行う土づくりの手順でも紹介しています。

水分不足を避けてすき込む

材料がそろっていても、カルスNC-Rを地表へ撒いただけで作業を終えてしまうのはおすすめしません。

微生物が働くためには水分が必要です。また、粉状のカルスNC-Rを地表へ長時間残しておくと風で飛びやすくなります。

カルスNC-R、米ぬか、未分解有機物を撒いたら、土としっかり混ぜ合わせ、そのあと十分に水を与えます。

ただし、水を入れれば入れるほどよいという意味ではありません。排水の悪い畑を常に水浸しにする必要はなく、土壌条件に合わせた管理が必要です。

◆おーしんのワンポイントアドバイス

私は材料を表面へ撒いて満足せず、「土の中に入れるところまでが作業」と考えています。カルスNC-Rを撒く日だけでなく、その後に土が極端に乾いていないかも見ておくと安心です。

石灰窒素と消毒剤に注意する

微生物資材だからこそ、殺菌作用のある資材との組み合わせにも注意が必要です。

特に石灰窒素は、カルスNC-Rと同時に何となく混ぜる資材ではありません。メーカーは、石灰窒素について十分な期間をあけて使用するよう案内しています。

また、土壌消毒剤を使ったあとにカルスNC-Rを使用するときは、消毒剤の効果がなくなってから使います。必要な期間は使用する薬剤によって異なるため、農薬メーカーや販売店などへ確認するのが確実です。

一方、有機石灰や苦土石灰は併用できますが、カルスNC-Rと同じ容器の中で事前に混ぜ合わせることは避けます。

カルスNC-Rは生きた微生物を利用する資材です。殺菌を目的とする資材と同じ感覚で一緒に投入すると、本来の使い方から外れてしまいます。

製品ごとの最新の使用条件は、必ずメーカーの公式情報を確認してください。

病気を治す資材とは考えない

カルスNC-Rについて調べていると、「連作障害にも使える」「病害対策になる」といった話を目にすることがあります。

ここは期待しすぎない方がいいと思っています。

カルスNC-Rは土の中の有機物を分解しながら土壌環境を整えていく微生物資材で、発生した病気を直接治療する農薬ではありません。

土づくりを続けることで栽培しやすい環境を目指すことと、病原菌を農薬で直接防除することは別です。

私のように狭い家庭菜園では毎年まったく違う場所へ野菜を移動させるのが難しいため、残渣処理や土づくりの一つとしてカルスNC-Rを利用する価値はあると感じています。

ただし、「カルスNC-Rを撒いたから連作障害も病気も絶対に起こらない」と考えてしまうと、それ自体がデメリットになりかねません。

土壌病害が疑われる場合は、症状や原因を確認したうえで必要な対策を行ってください。農薬を使用する場合は登録内容や使用方法を確認し、判断が難しい場合は農業関係機関や専門家へ相談してください。

カルスNC-Rのよくある質問

Q1. カルスNC-Rに米ぬかは必要ですか?

A. 私がおーしん菜園で通常版カルスNC-Rを使う場合は、米ぬかを必須の資材として準備しています。通常版を使うときは、カルスNC-Rだけではなく、米ぬかと未分解有機物、水分までセットで考えると失敗しにくくなります。製品や用途によって使用方法は異なるため、メーカーが案内する最新の使用方法も確認してください。

Q2. もみ殻は必ず入れますか?

A. いいえ。もみ殻は必須ではありません。私は枯れた雑草や収穫後の野菜残渣を利用することが多いです。もみ殻を使う場合は分解時の窒素不足を防ぐための窒素補給も考える必要があるので、初めてなら菜園から出る残渣を利用する方が分かりやすいと思います。

Q3. 硫安は必ず必要ですか?

A. どんな使い方でも硫安が必須というわけではありません。特に生もみ殻のように炭素分の多い有機物を使用する場合に、微生物が必要とする窒素分を補う目的で使われます。メーカーの一般的な案内では生もみ殻1kgに硫安40g相当が一つの目安ですが、土壌の肥料分などによって条件は変わります。

Q4. 使った翌日に植え付けできますか?

A. 基本的にはおすすめしません。メーカーは有機物をすき込んだあと通常2~3週間、夏場では最短1週間程度を作付けまでの目安として案内しています。直播きでは約3週間あける案内があります。有機物の種類や量、季節によって変わるので、植え付け日から逆算して土づくりを行いましょう。

Q5. カルスNC-Rを入れすぎても大丈夫ですか?

A. 「多いほど早く分解する」と考えて必要以上に投入するより、メーカーが示す使用量を基準にする方がよいでしょう。カルスNC-Rだけでなく、米ぬか、有機物、窒素分、水分など全体の組み合わせが大切です。数値は一般的な目安なので、自分の土壌条件に合わせて判断してください。

カルスNC-Rのデメリットまとめ

カルスNC-Rのデメリットをまとめると、資材そのものが悪いというより、正しく使うために知っておくべき条件がいくつかあることだと思います。

  • カルスNC-Rだけで土づくりは完結しない
  • 通常版では米ぬかも準備して使う
  • もみ殻は必須ではなく残渣や枯れ草も使える
  • 生もみ殻を使う場合は窒素補給まで考える
  • 使用後は植え付けまで適切な期間を取る
  • 粉状タイプは風で舞いやすいため作業時に注意する
  • 開封後は適切に保管して早めに使い切る
  • 石灰窒素や土壌消毒剤との使用時期に注意する
  • カルスNC-Rを病気の治療薬として考えない

私が特に伝えたいのは、もみ殻を使わなければならないと思い込まなくていいということです。

私の3坪菜園では、通常版カルスNC-Rと米ぬかを基本にして、枯れた雑草や収穫後の野菜残渣を土へ戻す方法を使っています。もみ殻を使うなら、硫安などによる窒素補給までセットで考えます。

カルスNC-Rは「何でも解決してくれる魔法の粉」ではありません。しかし、野菜を育てたあとに残る茎や葉をゴミにせず、そのまま次の土づくりへ活かせるのは、狭い家庭菜園ではかなり便利です。

米ぬか、未分解有機物、水分、待機期間。この基本を外さないこと。これだけでも、カルスNC-Rで起こりやすい失敗の多くは避けやすくなるかなと思います。

使用量や併用資材は土壌条件によって変わります。正確な最新情報はリサール酵産株式会社の公式サイトや製品表示を確認し、土壌や作物への影響について判断が難しい場合は農業関係機関などの専門家へ相談してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次