ジャガイモの垂直栽培で失敗した原因|アンデスレッド実践記

当ページのリンクには広告が含まれています。
ジャガイモの垂直栽培で収穫量アップ!道法流の極意を徹底解説

こんにちは、おーしん菜園のおーしんです。

2026年の春、3坪ほどの小さな菜園でアンデスレッドの垂直栽培に挑戦しました。

前年はジャガイモの葉をハスモンヨトウにかなり食べられてしまったため、「今度は株を立てて育ててみよう」と考えたのがきっかけです。狭い菜園とも相性がよさそうでしたし、実際にどこまで育つのか興味もありました。

ところが、栽培途中から様子が少し変わってきます。ジャガイモの茎がどんどん伸び、最終的には私の身長168cmほどまで成長しました。

地上部だけを見ると、ものすごく元気です。しかし、楽しみにしていた収穫量は60cm×30cmほどのカゴ1杯。アンデスレッド10個を植えた結果としては、私が期待していたほどではありませんでした。

今回の経験から、ジャガイモは茎葉が大きく育ったからといって、地下のイモまで同じように育っているとは限らないと感じています。

ただし、茎が伸びた原因を単純に「つるぼけ」と決めつけることもできません。私は元肥も追肥も入れていないからです。

この記事では、2026年に私が実際に行ったアンデスレッドの垂直栽培を振り返りながら、なぜ思ったような収穫にならなかったのか、そして次回はどう栽培するのかを詳しく紹介します。

  • 2026年に行ったジャガイモ垂直栽培の方法
  • 草丈168cmまで伸びたアンデスレッドの経過
  • 収穫量が期待ほど増えなかったと考える理由
  • 次回は普通栽培へ戻して比較する理由
目次

ジャガイモの垂直栽培で失敗した2026年の実例

まずは、私がどんな条件でジャガイモを育てたのかを振り返ります。

垂直栽培だけを見て「成功」「失敗」と判断すると原因が分かりにくくなります。植え付け方、株数、畝の大きさ、芽かき、肥料など、実際の条件を一つずつ見ていくことが大切だと感じました。

アンデスレッド10個を2列植え

2026年3月、畝長約160cm、畝幅約60cmの場所に黒マルチを張り、アンデスレッドの種イモ10個を植え付けました。

配置は1列ではなく2列植えです。

3坪ほどしかない菜園なので、一つの畝から少しでも多く収穫したいという気持ちがありました。そのため、限られた面積を使って10個の種イモを植えています。

2026年の春じゃが栽培で黒マルチを張った畝に茂るジャガイモの株
2026年の春じゃが栽培で黒マルチを張った畝に茂るジャガイモの株

植え付け後は通常のジャガイモ栽培と同じように芽が伸びるのを待ちました。草丈が20cmほどになったところで芽を間引き、150cmのイボ竹を立てて垂直栽培を始めています。

垂直栽培そのものは、茎を上方向へまとめながら育てる方法です。私も2026年の栽培計画を立てた段階では、狭い畑を使いやすくできるのではないかと考えていました。

当初の計画については、3坪菜園で野菜の垂直栽培に挑戦した記録でも紹介しています。

今回の栽培条件

畝長約160cm、畝幅約60cm、アンデスレッド10個、2列植え、黒マルチ栽培。草丈約20cmから150cmの支柱を使って垂直に仕立てました。

草丈168cmまで伸びた経過

垂直栽培を始めてから、アンデスレッドは予想以上の勢いで上へ伸びました。

150cmのイボ竹を立てた時点では、「この高さがあれば十分だろう」と思っていたのですが、結果はまったく違いました。

茎は支柱の高さまで伸び、その後も成長。最終的には私の身長と同じ約168cmまで達しました。

2026年の春じゃが栽培で葉と茎が大きく茂ったジャガイモの株
2026年の春じゃが栽培で葉と茎が大きく茂ったジャガイモの株

写真を見ても分かるように、葉も茎もかなり茂っています。

ジャガイモがここまで背丈を伸ばすとは思っていなかったので、栽培中は「これはかなり収穫できるのでは」と期待していました。

しかし今振り返ると、地上部の大きさだけを見て地下のイモの出来を想像していた部分があります。

ジャガイモとして収穫する部分は根そのものではなく、地下に伸びる茎の先端が肥大したものです。

つまり、葉や茎が大きくなっていることと、地下のイモが順調に太っていることは同じではありません。

◆おーしんのワンポイントアドバイス

栽培中は背丈が伸びるほど「成功している」と感じていました。でもジャガイモの場合、本当に知りたいのは土の中なんですよね。掘るまで結果が分からないところが難しいです。

収穫量は60cm×30cmのカゴ1杯

やがて収穫時期になり、葉の一部が黄色くなってきました。

2026年の春じゃが栽培で収穫前になり一部の葉が黄色くなったジャガイモの株
2026年の春じゃが栽培で収穫前になり一部の葉が黄色くなったジャガイモの株

ジャガイモは葉や茎が黄色くなり、地上部が枯れ始めるころが収穫時期を判断する一つの目安になります。

そこで私も掘り上げました。

収穫できたアンデスレッドは、赤い皮がきれいなものもあり、まったくイモができていなかったわけではありません。

2026年の春じゃが栽培で収穫した赤い皮のジャガイモをトレーに並べた様子
2026年の春じゃが栽培で収穫した赤い皮のジャガイモをトレーに並べた様子

ただ、10個の種イモを植えた結果として収穫できた量は、60cm×30cmほどのカゴに入る程度でした。

今回は重さを量っていないので、「何kg収穫できた」とは言えません。

そのため他の栽培例と数字だけで比較することはできないものの、私自身としては、地上部の成長ぶりから想像していた収穫量には届かなかったという印象です。

ジャガイモの垂直栽培そのものが必ず収穫量を減らすという意味ではありません。今回分かったのは、私の2026年の栽培条件では、垂直に仕立てても期待していたような収量増加にはつながらなかったということです。

つるぼけと決めつけられない理由

草丈が168cmほどまで伸びた姿を見ると、「これはつるぼけだったのでは」と考えたくなります。

私自身、栽培中はつるぼけのような状態だと感じました。

ただ、ここは少し慎重に考えたほうがよさそうです。

野菜栽培では窒素分が多すぎると葉や茎の成長に偏り、収穫する部分の生育へ影響することがあります。

ところが、私のアンデスレッドには元肥を入れていません。追肥も一度も行っていません。

少なくとも「私が肥料をたくさん入れすぎたために葉や茎ばかり育った」と説明することはできないわけです。

もちろん、土そのものに残っていた養分や有機物由来の養分までは今回測定していません。土壌分析もしていないので、窒素がどの程度あったかも分かりません。

だから私は、今回の状態を肥料過多によるつるぼけだったと断定しないことにしています。

背丈だけでつるぼけと判断しない

ジャガイモの茎葉が大きく育つ原因は一つとは限りません。肥料、土の状態、気温、水分、日照、品種、植え付け密度、仕立て方などが関係する可能性があります。今回の栽培では土壌分析をしていないため、一つの原因に絞ることはできません。

栽培中に「追肥したほうがいいのかな」と思う場面もありましたが、地上部がこれだけ育っている状態で、さらに肥料を足す判断はできませんでした。

結果として追肥もしないまま収穫まで育てています。

この経験から、ジャガイモの葉や茎が大きくなりすぎたと感じたときは、見た目だけで肥料を追加するのではなく、まず栽培条件全体を見るほうがよいと感じました。

2列植えで葉が混み合った影響

もう一つ、今回私が気になっているのが60cm幅の畝に10個を2列で植えたことです。

畝長160cmなので、1列当たり5株ほど。株と株の前後の間隔だけを見れば極端に狭い植え方ではありません。

一方で、畝幅60cmの中に2列を配置すると、ジャガイモが大きく育った後は左右の葉がかなり近くなります。

さらに今回は垂直にまとめて仕立てています。そのため、通常栽培とは葉の広がり方も違いました。

一般的な家庭菜園では、種イモ同士を30cm程度あける方法が一つの目安になります。ただし、実際の適切な植え付け間隔は品種や畝幅、土の状態などでも変わります。

私の場合は「株間が何cmだったから失敗した」とまでは言えません。

それでも、3坪の畑で場所を有効に使おうとして株数を多くしたことが、結果に影響していなかったかは気になっています。

ジャガイモの葉は日光を受けて光合成を行います。株同士の葉が重なり合えば、下側の葉には光が届きにくくなる場面も出てくるでしょう。

だから次回は、同じように10個を詰め込むのではなく、1列植えにして一株ずつ余裕を持たせる予定です。

収穫量がどう変わるのかを見れば、今回との違いも分かりやすくなるかなと思っています。

垂直仕立てと収穫量の関係

ジャガイモの垂直栽培については、収穫量が増えたという体験例がある一方で、栽培環境によって結果は変わります。

私の結果も、そこまで単純ではありませんでした。

今回、茎を垂直にしたことで地上部はかなり高くまで育ちました。しかし、収穫量が比例して増えたとは感じていません。

ここは、垂直栽培をこれから試す人に一番伝えたいところです。

垂直に仕立てれば必ず収穫量が増える、と考えて始めるのはおすすめしません。

家庭菜園では土質、地域、植え付け時期、品種、気温、日当たりなど条件が一人ひとり違います。ある畑でうまくいった方法が、そのまま別の畑でも同じ結果になるとは限らないですよね。

一般的なジャガイモ栽培では、芽が伸びた段階で芽かきを行い、その後はイモが地表に露出しないよう土寄せしながら育てます。

栽培時の安全面については、農林水産省「じゃがいもによる食中毒を予防するために」でも確認できます。

私も実践前には垂直栽培について調べ、ジャガイモの垂直栽培の方法をまとめていました。

ただ、実際に収穫までやってみると、事前に考えていた内容と自分の菜園で出た結果には違いがありました。

こういう違いこそ、家庭菜園のおもしろいところでもあります。

◆おーしんのワンポイントアドバイス

垂直栽培を否定するつもりはありません。実際にやったからこそ分かったこともたくさんあります。ただ、私の菜園では「手をかけた分だけ収穫が増えた」という結果にはなりませんでした。

ジャガイモの垂直栽培で失敗しないための考え方

2026年の結果を受け、私は来年の春ジャガイモでは垂直栽培を続けず、普通の栽培方法へ戻してみる予定です。

垂直栽培が悪いと決めつけるためではありません。むしろ、栽培条件を変えて比較してみたいからです。

同じ菜園で普通に育てた場合に、茎葉の伸び方や収穫量がどう変わるのか。そこまで確認できて初めて、今回の経験が次の栽培につながると思っています。

来年は1列の普通栽培で比較

次回の春ジャガイモで私が一番変えたいのは、2列植えをやめて1列にすることです。

2026年は畝幅60cmに2列で植えました。限られた場所に多く植えられる反面、成長後は葉がかなり茂りました。

次回は株数を欲張らず、1列にして育ててみます。

そして支柱へすべての茎をまとめ上げる方法もいったんやめ、ジャガイモ本来の姿に近い普通栽培で成長を見てみるつもりです。

変更する条件を増やしすぎると何が影響したのか分からなくなるため、本当なら一つずつ変えて比較するのが理想でしょう。

ただ、私の菜園は3坪程度です。研究用の広い畑ではないので、完全な比較試験はできません。

だからこそ、「同じ場所で翌年どうなったか」という家庭菜園ならではの記録を残していきたいと思っています。

もし普通栽培で収穫量が増えれば、植え付け密度や垂直仕立てを含め、2026年との違いをさらに考えられます。

反対に同じ程度の収穫量なら、土の状態や品種、栽培時期など別の要因も考えなければいけません。

一度の失敗だけで栽培方法の良し悪しを断定しない。この姿勢は大事かなと思っています。

芽かきと土寄せは基本を優先

次回は芽かきや土寄せについても、一般的なジャガイモ栽培を基本にします。

ジャガイモは芽が伸びてきたら必要な芽を残して芽かきを行い、その後はイモに光が当たらないよう土寄せしながら育てるのが基本です。

ジャガイモは種イモより上に伸びた地下茎の先に新しいイモを作ります。

そのため、土寄せにはイモが育つ場所を確保する意味だけでなく、地表近くにできたジャガイモへ光が当たるのを防ぐ役割があります。

特に注意したいのが緑化したジャガイモです。

ジャガイモは光に当たると緑色になることがあり、芽や緑色になった部分には天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれる場合があります。

家庭菜園では小さなイモも収穫して食べたくなりますが、未熟なジャガイモや緑化した部分には注意が必要です。

栽培と食中毒予防については、農林水産省のジャガイモ栽培情報も参考になります。

家庭菜園のジャガイモは緑化に注意

イモが地表に出ないよう土寄せなどで光を遮り、収穫後も長時間日光へ当てないようにします。緑色になった部分や芽は十分注意してください。食べられるか判断に迷う場合は、無理に食べないほうが安心です。

2026年は「垂直に育てること」へ意識が向いていました。

次回はそこから少し離れ、芽かき、土寄せ、株間、収穫時期という基本的な部分を一つずつ見ながら育てたいと思っています。

肥料は地上部だけで判断しない

今回の栽培でもう一つ考えさせられたのが肥料です。

私は元肥なし、追肥なしで育てました。

それでも茎は168cmほどまで伸びています。

この経験だけを見ても、「肥料を入れなかったから育たなかった」「茎が伸びたから窒素が多かった」と簡単には判断できません。

畑の土には前作から残った養分がある場合もありますし、有機物が分解されれば養分が供給されることもあります。

逆に肥料分が足りなければ、地上部だけでなくイモの肥大にも影響する可能性があります。

そのため、無肥料栽培そのものをジャガイモの標準的な方法としておすすめするつもりはありません。

私の場合は、2026年に肥料を入れずに垂直栽培したらこの結果になった、という一つの実例です。

次回は普通栽培へ戻すだけでなく、畑の状態も見ながら元肥について考える予定です。

可能であれば土の状態を確認してから肥料量を決めるほうが確実でしょう。少なくとも、葉が大きい、小さいという見た目だけで追肥を繰り返すのは避けたいところです。

収穫時期は黄変を目安にする

ジャガイモは地中にできるため、「もう掘っていいのかな」と迷いますよね。

私も毎年この時期は気になります。

一つの目安になるのが、葉や茎の黄変です。

ただし、生育期間は品種、地域、植え付け時期、天候などで変わります。

家庭菜園なら一株だけ試し掘りし、イモの大きさを確認する方法もあります。

そして収穫したジャガイモは直射日光の下へ長時間置かず、日陰で表面を乾かし、暗くて涼しい場所で保管するのが基本です。

今回のアンデスレッドでも、収穫前には葉が黄色くなってきた様子を確認できました。

垂直栽培をするか普通栽培をするかに関係なく、こうした収穫時期の判断や緑化防止は共通して大切です。

ジャガイモ垂直栽培のよくある質問

Q1. ジャガイモの垂直栽培は必ず失敗しますか?

A. 必ず失敗するとは言えません。栽培条件や品種、土の状態などは菜園によって違います。私の場合は2026年にアンデスレッド10個を垂直栽培しましたが、期待していたほど収穫量は増えませんでした。この記事は、あくまで私の3坪菜園での実例として紹介しています。

Q2. ジャガイモの茎が伸びすぎたらつるぼけですか?

A. 背丈だけで断定するのは難しいと思います。私のジャガイモは約168cmまで伸びましたが、元肥も追肥もしていません。土の養分、気温、水分、日当たり、品種、植え付け密度なども関係する可能性があるため、栽培条件全体を見る必要があります。

Q3. ジャガイモは2列植えでも育てられますか?

A. 畝幅や株間によって条件は変わります。私の場合は幅60cmほどの畝へ10個を2列で植えましたが、成長後は葉がかなり茂りました。次回は同じ菜園で1列植えに変え、どのような違いが出るか確認する予定です。

Q4. 垂直栽培ならジャガイモの土寄せは不要ですか?

A. イモの緑化を防ぐことは垂直栽培でも必要です。一般的なジャガイモ栽培では土寄せが行われます。別の方法でイモへ光が当たらないようにする場合でも、緑化を防ぐという目的そのものは変わりません。

Q5. 来年もジャガイモの垂直栽培をしますか?

A. 私は次回はいったん垂直栽培をやめ、1列植えの普通栽培に戻す予定です。今回との違いを比べることで、3坪のおーしん菜園ではどちらが育てやすいのかを見てみたいと思っています。

ジャガイモの垂直栽培で失敗した結論

2026年、私は畝長160cm、畝幅60cmの黒マルチ畝へアンデスレッド10個を2列で植え、草丈20cmほどから150cmのイボ竹を使って垂直栽培を始めました。

その後、茎は予想を超えて成長し、私の身長と同じ約168cmまで伸びました。

元肥も追肥もしていません。

ところが、収穫できたジャガイモは60cm×30cmほどのカゴ1杯。地上部の大きさから期待していたほどの結果にはなりませんでした。

だからといって、私は「ジャガイモの垂直栽培は失敗する方法だ」とは考えていません。

今回の結果だけでは、原因を一つに決められないからです。

2列植えだったこと、葉が大きく茂ったこと、垂直に仕立てたこと、畑にもともとあった養分、品種やその年の栽培条件など、考えられる要素はいくつもあります。

一方、少なくとも私の菜園では、垂直に仕立てたからといって収穫量が大きく増えたわけではありませんでした。

そこで来年は1列植えにし、普通のジャガイモ栽培へ戻してみます。

芽かき、土寄せ、株間などの基本を見ながら育て、2026年との違いを確認する予定です。

去年はハスモンヨトウに葉を食べられ、今年は垂直栽培に挑戦して思った結果にならない。家庭菜園は毎年何かありますね。

でも、実際に育てて失敗したからこそ、次に変える場所が見えてきます。

ジャガイモの垂直栽培で失敗したと感じても、一つの原因に決めつけず、自分の植え方や株間、肥料、土寄せ、収穫時期まで振り返ることが次の栽培につながります。

私も次回は普通栽培で再挑戦し、収穫結果まで記録していきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次